2013年07月25日
雅紀様より『尾瀬便り』
我が会の名ガイド 雅紀様が尾瀬に行かれたそうで 長文のお便りをくださいました。
先週、4泊5日の日程で尾瀬に行ってきました
パーティーは、公認会計士で豊橋の親友ご夫妻と、ニュージーランドの旅友で何十年にわたり数えきれないほど尾瀬を訪れている横浜のベテランご夫妻と私たち夫婦の6名です
尾瀬はとにかく広い、豊橋市の10分の1の面積、多分豊橋の市街地と同じくらいの広さ
東京ドームの8000倍です
尾瀬は栃木・福島・群馬・新潟の4県にわたります
2000mクラスの山々に囲まれた盆地が尾瀬
尾瀬は東の尾瀬沼、西の尾瀬ヶ原そして周りの山間部に大別されます
標高は1400mから1800m、気温は10から20度と涼しく朝はダウンコートが重宝しました
嘘みたいでしょ
尾瀬は、まだ梅雨が明けていないため雨は覚悟の上です
ここを3日かけて群馬県の鳩待峠まで尾瀬を横断するという計画です
はたして体が持つだろうか?
山小屋泊りが10年ぶりの私にとっては、恐怖にも似た不安が付きまといます
9㎏の荷物を担いで3日間歩き続ける訳ですから
浅草泊りで朝7時の東武鉄道に3時間、さらにバスで2時間で福島県の沼山峠から歩き始め
夕方、尾瀬沼の入り口の山小屋にたどり着きます
ここの最も歴史ある長蔵小屋は、トイレはウォシュレットのバイオトイレでお風呂もあります
石鹸・歯磨き粉は使えません
でも山小屋でお風呂なんて天国です
そしてこの小屋の周りはニッコウキスゲの大群落、まさに黄色い絨毯です
二日目は、尾瀬沼の北側、100名山の燧ケ岳のふもとの山間部を下り尾瀬の中心で尾瀬ヶ原の入り口に至るルート
この日は雨に悩まされ、山間部は木道もないためた道を探しながら悪戦苦闘
木道のあるところでは特に滑りやすく他のメンバーは何度も滑ってころびました
しかしパーティーのうち3人はダブルストックのため転ぶこともありませんでした
私も雨の木道でストックが滑らない方法を見つけ皆さんも危険を避けることができました
やはりストックは2本持つことが王道であると確信しました
三日目は尾瀬ヶ原を横断する尾瀬の湿原のメインルートです
広い湿原は至る所に無数の池があり、この日は晴天のため歩く登山者や山が水面にに写ってきれいでした
この時期はお花が最も豊富な時期で、水芭蕉はおわっていましたが
私が確認しただけでも100種類以上のお花を見ることができました
そしてバスが待つ鳩待峠まで最後の200m登りで尾瀬ともお別れです
ここからちょっと外れてジャンボタクシーで2時間、水上の秘湯法師温泉で疲れをいやし
あくる日、上越新幹線東海道新幹線で夕方豊橋に着き西駅の餃子屋で反省会
この五日間よく飲みました
チャンチャン
尾瀬の景色もお花も素晴らしかったのですが
最も感動したのは三日間歩いてゴミを一つも見ることはありませんでした
木道から外れる人も一人もみませんでした
以前、尾瀬は環境汚染で陸地化が進み危機に見舞われました
そこで20県ほどある山小屋が皆で完全予約制にし、いわゆる入山制限をし
木道の整備などし、ゴミの完全持ち帰り等観光客への教育も徹底し
今の美しい尾瀬を取り戻すことができました
世界遺産に登録された富士山はどうなるのでしょう
皆で考えなくてはいけません
ちなみに私たちは山小屋では、ともに一人2畳が確保できました
好シーズンは1畳3人が当たり前という北アルプスや南アルプスの小屋とは大違い
尾瀬の山小屋は快適です
尾瀬の観光客のマナーも最高です
半そでやスニーカーの人もほとんど見かけませんでした
もちろんゴミも見かけませんでした
皆で環境を守ろうという意識を確認するだけでも尾瀬に行く価値は十分あります
通常のツアーでは日帰りで鳩待峠から尾瀬ヶ原の一部を見て歩きますので
重い荷物も背負わず簡単に訪れることができます
是非皆さんも訪れてください

先週、4泊5日の日程で尾瀬に行ってきました
パーティーは、公認会計士で豊橋の親友ご夫妻と、ニュージーランドの旅友で何十年にわたり数えきれないほど尾瀬を訪れている横浜のベテランご夫妻と私たち夫婦の6名です
尾瀬はとにかく広い、豊橋市の10分の1の面積、多分豊橋の市街地と同じくらいの広さ
東京ドームの8000倍です
尾瀬は栃木・福島・群馬・新潟の4県にわたります
2000mクラスの山々に囲まれた盆地が尾瀬
尾瀬は東の尾瀬沼、西の尾瀬ヶ原そして周りの山間部に大別されます
標高は1400mから1800m、気温は10から20度と涼しく朝はダウンコートが重宝しました
嘘みたいでしょ
尾瀬は、まだ梅雨が明けていないため雨は覚悟の上です
ここを3日かけて群馬県の鳩待峠まで尾瀬を横断するという計画です
はたして体が持つだろうか?
山小屋泊りが10年ぶりの私にとっては、恐怖にも似た不安が付きまといます
9㎏の荷物を担いで3日間歩き続ける訳ですから
浅草泊りで朝7時の東武鉄道に3時間、さらにバスで2時間で福島県の沼山峠から歩き始め
夕方、尾瀬沼の入り口の山小屋にたどり着きます
ここの最も歴史ある長蔵小屋は、トイレはウォシュレットのバイオトイレでお風呂もあります
石鹸・歯磨き粉は使えません
でも山小屋でお風呂なんて天国です
そしてこの小屋の周りはニッコウキスゲの大群落、まさに黄色い絨毯です
二日目は、尾瀬沼の北側、100名山の燧ケ岳のふもとの山間部を下り尾瀬の中心で尾瀬ヶ原の入り口に至るルート
この日は雨に悩まされ、山間部は木道もないためた道を探しながら悪戦苦闘
木道のあるところでは特に滑りやすく他のメンバーは何度も滑ってころびました
しかしパーティーのうち3人はダブルストックのため転ぶこともありませんでした
私も雨の木道でストックが滑らない方法を見つけ皆さんも危険を避けることができました
やはりストックは2本持つことが王道であると確信しました
三日目は尾瀬ヶ原を横断する尾瀬の湿原のメインルートです
広い湿原は至る所に無数の池があり、この日は晴天のため歩く登山者や山が水面にに写ってきれいでした
この時期はお花が最も豊富な時期で、水芭蕉はおわっていましたが
私が確認しただけでも100種類以上のお花を見ることができました
そしてバスが待つ鳩待峠まで最後の200m登りで尾瀬ともお別れです
ここからちょっと外れてジャンボタクシーで2時間、水上の秘湯法師温泉で疲れをいやし
あくる日、上越新幹線東海道新幹線で夕方豊橋に着き西駅の餃子屋で反省会
この五日間よく飲みました
チャンチャン
尾瀬の景色もお花も素晴らしかったのですが
最も感動したのは三日間歩いてゴミを一つも見ることはありませんでした
木道から外れる人も一人もみませんでした
以前、尾瀬は環境汚染で陸地化が進み危機に見舞われました
そこで20県ほどある山小屋が皆で完全予約制にし、いわゆる入山制限をし
木道の整備などし、ゴミの完全持ち帰り等観光客への教育も徹底し
今の美しい尾瀬を取り戻すことができました
世界遺産に登録された富士山はどうなるのでしょう
皆で考えなくてはいけません
ちなみに私たちは山小屋では、ともに一人2畳が確保できました
好シーズンは1畳3人が当たり前という北アルプスや南アルプスの小屋とは大違い
尾瀬の山小屋は快適です
尾瀬の観光客のマナーも最高です
半そでやスニーカーの人もほとんど見かけませんでした
もちろんゴミも見かけませんでした
皆で環境を守ろうという意識を確認するだけでも尾瀬に行く価値は十分あります
通常のツアーでは日帰りで鳩待峠から尾瀬ヶ原の一部を見て歩きますので
重い荷物も背負わず簡単に訪れることができます
是非皆さんも訪れてください

Posted by オーナー at 17:16│Comments(0)
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